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3月10日に本ブログて掲載しましたエッセー「踏んづけていいの」に誤解を招く表現がありましたので、以下の通り加筆修正し再度掲載いたします。
私たち引き取る会・福岡は、沖縄への基地の押しつけを差別とし、その差別をやめるための運動をしています。フィールドは本土ではありますが、沖縄の現場で基地をはねのけるために日夜非暴力で抵抗する基地反対運動に関わるすべての人を尊敬し応援しています。
沖縄から基地を押し出す以上は本土に引き取り先を示す。そうすることで「辺野古が唯一」という政府見解に楔を打ち込むことができると考えています。
読者の皆さま、関係者の皆さまにご迷惑をお掛けいたしましたことをお詫び申し上げます。
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「踏んづけていいの?」
なぜ私が引き取り運動をするのでしょうか。
「引き取るぞ」とショックを与えると本土に沖縄の「本気」がも〜っと広がるでしょう。
本気が100倍1,000倍になれば無視できない力になって来て、
その時やっと、なんで基地が要るのか?
なんで9条に反して軍隊を持つのか?
など安全保障の根本的な問題が俎上に上がって来る筈です。
安保条約を廃止しない限り基地はあり続けるのです。
「安保条約のような高度の政治性を有するものが違憲か否かの法的判断は裁判所の司法審査権の範囲外にある」ーー1959.12.16 最高裁判決(砂川判決)
反対するなら、もっともっともっと! 強力に大きく団結しましょう。
私たちは日本人はただ「ハンタイ!」と叫んでいる今、この瞬間にも沖縄の人たちを踏みつけているのです。
本土の人が立ち上がれば 一歩進める。少なくとも日本人全体がもっと自分のこととして
考えるようになる。
「基地引取り」は建前と本音に亀裂があり、
本当は引き受ける気がないーー本音
口先では引き受けると言うーー建て前
と言われることがありますが、私は本音と建て前を使いわけることはしない主義です。
福岡に引き取ると「決めたら」覚悟して引き取ります。
でも!
誰が「決める」のでしょう? 米軍? 日本政府?
本音と建て前の亀裂というより、全く現実性が無いことを主張することが無責任だと言いたいのでしょう?
ひとつづつの基地には周辺に50年以上も人間関係があるわけです。簡単に動かせるわけがないのに、よくそんな無責任なこと言うよって感じでしょう?
でも、政府も国民も、無責任でない人間なんているのでしょうか?
私が狙っているのは反対運動を盛り上げることです。それでも、沖縄の人を踏んづけている事に変わりは無い。
では、現政権と米軍に対抗するためにはどうしたらいいか?
だから私は「さんばば(※1)」で棄権しないように、野党に必ず投票するように痛い足を我慢して街宣しています。
これだっていつ政権交替が実現するか、さっぱり解りません。
私にとってぐるぐる回って、当面やれそうな事が、沖縄に関しては「引きとり運動」なのです。
夢:
引き受けると言っただけで、本土でわーっと反対運動が盛り上がり、安保条約のせいだ、廃止すべし!
と気付く人が増える。人のことは知らん顔でも、自分の庭のことになると目の色を変える。それでも無関心な人も居るんですよね、
「政治は難しい、偉い人にまかせる」って。このバカ! と怒髪天を衝く思いです。
47都道府県(沖縄をひいて46)に均等に日本の基地(その74%が沖縄)をばら撒く地図は基地問題を日本人に見せるために有効です。
(電気ネコ)
※1:福岡で安保法制反対を訴え毎週街頭に立つ3人の女性「さんばば(三婆)」。本エッセーはそのメンバーであり、引き取る会福岡(FIRBO)の一員でもある電気ネコさんによる初投稿です。
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