10月6日付「沖縄タイムス」朝刊の一面コラム欄、「大弦小弦」で私たちの活動が紹介されました。
「柔らかな風」――とても素敵な表現をしてくださったことにまず感激するとともに、
「沖縄側の主張をタブー視せず真っすぐに向き合って逃げ道をつくらず、ともすれば本土の社会で誤解や批判を招きかねない主張に踏み込んだ」
との箇所に、うるっとせざるを得ませんでした。
「日本人」として当たり前の責任をとろう、と声を上げただけなのだから、本来なら、沖縄の人たちに労ってもらってそれを喜ぶなんて本末転倒なんです。
沖縄の人たちのためというよりもむしろ、「日本人」自身が間違いを止めるための運動なのだから。
ただ、現在、私たちが直面している壁、つまり「本土の社会で誤解や批判」と向き合う日々はやはりしんどく、単純に、まっすぐに進めないもどかしさはいつもつきまとっています。
だからこそ、この困難について与那嶺さんに触れてもらったことは、恐縮すると同時に、与那覇さんを傍に感じ、大変、大変勇気づけられるものでした。
この「県外移設」=「引き取り運動」は、特権に気づきたくない「日本人」にとっては目障りなものです。しかし、はっきりしているのは、この運動を通らずして、沖縄の人たちと対等な関係になることはできないということです。
「本土側との分断を切り結べるのは、対等に問題の本質をみる市民同士だ」
私たちの小さな活動が、真の意味での「連帯」の、その一助となれば嬉しい。
さて、がんばろう。
(里)
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