沖縄で生まれ育った20代の監督によるドキュメンタリー『沖縄/大和』の上映会を7月30日(土)に開催します。上映後は、比嘉賢多監督とFIRBOメンバーによる会場参加型のトークライブを行います。
米軍基地の存在によって浮かび上がる、本土と沖縄の間に引かれた境界線「心的ライン」。
米軍基地に反対する人、賛成する人、平和を願って踊る人、その影――せつないほど繊細に、「心的ライン」に翻弄される沖縄の人たちの日常を監督自身の心の揺らぎとともに静かに描き出します。
それは他人事の「物語」などではなく、本土の人間が突きつけられる「現実」でもあった――。
本企画をつうじ、本土と沖縄に横たわる亀裂の意味、そして出会い直しとは何かについて皆さんと一緒に考えていければと思っています。
●日時 : 2016年7月30日(土)
第1回 13:30 (トーク 15:15〜)
第2回 16:30 (トーク 18:15〜)
●会場 : ふくふくプラザ(5F・視聴覚室)
〒810-0062 福岡県福岡市中央区荒戸3-3-39
■お申し込み : http://kokucheese.com/event/index/409986/ (こくちーずで受付中)
●お問い合わせ : hikitorukai@gmail.com(FIRBO)
●料金(映画&トーク) : 1,000円 (学生 500円)
■監督プロフィール
比嘉賢多(ひが・けんた)
1991年生まれ、沖縄県出身。2014年和光大学卒業。在学中は映画監督の高橋巖に師事し、映画製作を学ぶ。本作は卒業制作として撮影したもの。2015年、戦後70年沖縄美術プロジェクト「すでぃる」に「大魂込み(うふまぶいぐみ)」を出展。本年4月から沖縄に腰を据えマブニ・ピースプロジェクトに参加している。主な監督作に『豪也少年と妖精の森』(13)がある。
■作品データ
「なら国際映画祭2014」学生部門金の子鹿賞(最高賞)受賞
「ぴあフィルム・フェスティバル2014」「京都国際学生映画祭2014」「第6回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル2015」正式出品
「ここ数年の『沖縄』や『基地問題』を題材としたドキュメンタリーの中で最も優れた作品――沖縄国際大学教員 桃原一彦」
「ウチナー(沖縄)とヤマトゥ(日本)の間に引かれた境界線(ライン)とはいったい何か。この問いを抱える誰にとっても必見の映像作品が、一人の若者によって生み出された。――東京大学大学院教授 高橋哲哉」
監督・撮影・編集:比嘉賢多
監修:高橋巖 三線演奏:比屋根良直
出演:安富租里穂、安富租 肇、安富租ミツ、小橋川共行、比嘉賀代子、比嘉好富
(日本/2014年/HD/99分/カラー)
■主催 : 本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会
Fukuoka Initiative for Return of U.S. Military Bases in Okinawa to Mainland Japan
(里)
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