どこか遠くの国の話ではない


映画「若きハルサーたちの唄」と監督のお話(10・21引取党セミナー)

住民の合意もないまま基地が作られているとは。石垣市では2019年から自衛隊基地建設が進んでいる。若きハルサー(畑人)たちは民意を確かめるための住民投票運動をはじめ、多くの支持を集めたのだが市に受け入れられない。そこで裁判を起こしたが・・。

上映後、湯本雅典監督が映画のその後、今年5月の判決について説明した。提訴後に条例の住民投票に関する条文が削除されたため効力はなく、住民投票の権利もないという判断だったそうだ。結果に唖然としてしまったが、対話を求める若者の姿には目がハートに。湯本監督のHPで上映権付DVDが2000円で販売。60分・2021年。(か)

ひきとり新聞第19号のニュースを順にテキストで紹介していきます。)

島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄 | 湯本雅典ビデオ作品リスト powered by BASE

 この作品は、2019年2月から2021年4月にかけて石垣島にかよい撮影したものです。 石垣島では、2019年3月から、陸上自衛隊ミサイル基地(隊員500人規模、東京ドーム9個分の大きさ)の建設が始まっています。しかしこの問題、島の人々の十分な合意が得られていないのです。 そこに疑問を持った28歳の若者たちが2018年暮れに始めたのが、住民投票運動。これには、島の有権者の3分の1以上の支持が集まりました。しかし、石垣市はこの要請を拒否しました。 若者たちが大事にしたのは、「話し合って決めましょう」ということです。 若者たちは、裁判にもうってでました。しかし裁判所は地裁、高裁、最高裁と請求を却下、棄却しました。それでも、若者たちは運動を絶やさず続けています。 私は、彼らからコロナも相まって深まる社会の閉塞感を乗り越えていくのは、人と人とが話し合うことをあきらめてはいけないということだと教わりました。カメラは、この2年間の若者たちを追い続けます。ぜひ、ご覧ください。□DVD『島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄』(2021年/60分)・2000円(税込み・上映権付)・監督:湯本雅典ナレーター:名川伸子挿入曲:ハルサーズ「僕らのまち」「ヌンディドゥナン」「話そうよ」ピアノ演奏:本澤陽一DVDジャケット・フライヤーデザイン:小野文弥□ 予告編https://youtu.be/Xla7AQ6INPs

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本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会(FIRBO)

福岡で基地引き取り運動をしているグループです。沖縄の米軍基地の過重負担について「本土」で何ができるかを考えています。勉強会、講演、ひきとり新聞の発行等を行う市民運動です。参加者募集中!