まだ残る米軍排棄物

沖縄在住のちょう類研究者宮城秋乃さんは、やんばるの森に残る米軍排棄物の告発を続けている。時には実力行使もいとわないため、その部分は告発に賛同する人たちからも非難されている。しかし彼女はそのやり方を変えることはないだろう。①これまで何度も合法的に訴えてきたが、全くとりあってもらえなかった②人間からの賛同がほしいのではなく、森に住む生き物たちのために活動しているからだ。

ところで、7月22日のカナグスク金城馨さんzoomセミナーでこんな話があった。一番大きい「正しさ」を主張しすぎると、それより小さい「正しさ」が潰される。基地引き取り運動でいえば「基地はどこにもいらない」という主張が「基地を引き取ってくれ」という訴えをのみこんでしまう。宮城さんの件に当てはめれば「暴力は何があってもだめだ」という正しさが「日本政府や米軍の不正」を薄めている。

(カピバラ)

(ひきとり新聞第18号のニュースを順にテキストで紹介していきます。)

本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会(FIRBO)

福岡で基地引き取り運動をしているグループです。沖縄の米軍基地の過重負担について「本土」で何ができるかを考えています。勉強会、講演、ひきとり新聞の発行等を行う市民運動です。参加者募集中!