玉城デニー沖縄県知事が全国を行脚し米軍基地問題への理解と議論を訴えるシンポジウム「トークキャラバン」が2年ぶりに再開され、1月27日に「in福岡」がオンラインで開催されました。
玉城知事は基調講演で、「本土」復帰から半世紀経つ現在もなお在日米軍専用施設の約70%が沖縄に集中する現状と歴史的経緯を紹介しました。さらに、沖縄の米軍専用施設の面積は福岡市の約半分にあたること、現在の福岡空港は、72年に米軍板付基地が返還されたものであることにも触れ、安全保障問題について「他人ごとではなく自分ごとと考えるために肌感覚が大事」と訴えました。
第二部のトークセッションでは、柳澤協二氏をコーディネーターに、南野森氏、永田健氏、FIRBO里村がパネリストとして参加。市民の立場から、加害側にいながら関心を持てない構造から脱するためには、「本土」で基地を引き取るという前提が不可避であることを論じました。
(ひきとり新聞第13号のニュースを順にテキストで紹介していきます。)
0コメント